2004年 Rally New Zealand からの帰り、Air New Zealand 747 のExit rowを貰って乗ったら、ぎりぎりでご夫婦が乗ってきた。「いやいやすまん、クライストチャーチからの便が遅れた」、オレに謝らないで下さいよ.......
オヤジさんは膝が痛そうで「全く歳を取ると」とかぶつぶつ言ってる。
747の非常口席はシュートの張り出しが大きくて、窓側は足元がキツい。「替わりますよ」「いやいや大丈夫」、から始まって、前年に亡くなったポッサム・ボーンさんの話やら何やら世間話全開。
ポッサムはごく普通のおっちゃんおばちゃんにも人気だったんだなー...と。
機内食の甘いデザート、「パブロバだっけコレ?」 おばちゃん「ペヴロゥヴァね、ロシアのバレリーナがニュージーランドに来た時にこればっかり食べてたんよ、そのコの名前」
娘さんが、倉敷で英語を教えているので、会いに行くところだそうで「一年顔見て無いわ。」
おひとり、女性CAさんで横浜に7年居たという方が居て、日本語殆どネイティブ、機内放送聞いてナイフとフォークが一瞬停まる位の流暢な日本語でした。
ちょっと閉口したのが、おばちゃんとこのCAさんで世間話全開、寝られない。
着陸間際も「今、桜どーなの」「うーん、倉敷はよく知らないけど東京だとココとココと....」などなど。(四月でした)
「それでは良い休暇を」と言って別れたのですが、ターミナルから出てタバコ吸いに行くと、なんとご夫婦二人とも喫煙者、娘さんも迎えに来てた。で、
一年ぶりに娘さんに会ったおばちゃん、泣いてた。随分心配してたんだろうな。
泣き顔で娘さんに、「このジェントルマンがいろいろ親切にしてくれたのよ」とおばちゃん。
恐縮です。ジェントルマンと呼ばれて、これ程光栄に思ったことは今まで有りません。
もう一度心から「良い休暇を」と言って別れましたが皆さん元気かなぁ。
さて今回の Rally of Whangarei からの帰り、最近は後席の人に気を遣わなくていいので最後尾列を指定するのですが(荷物も置きやすいし、SQの新シートは足の圧迫感があまり無いのでネ)、何がイイって、隣が居ない事が多いので、なのですが、やはり混んでるとそうもいかない。
で、やはりご夫婦で、おばちゃん、メニュー見ていきなり「シンガポールスリングってどんなの?」ときたもんだ。
「いつも頼むけど、べりーないすですよ、特にご婦人に、甘いから」
食事の時に頼んで、味見して貰いました。おっちゃん「コレはイケるな。オレも貰おう」
「プーケットに10日間休暇よ」
「う、羨まし過ぎ」
SQは初めてらしく、シートテレビの使い方やら全部ご説明差し上げるハメに。
「シンガポールの入国カード書かないとイケないの?」
「SIN-HKTもSQだったら要りません」................などなど。
「良く寝てたな、大変だなあ日本人ビジネスマンは」....とかなんとか言われながら、
心から「良い休暇を」と握手してお別れしました。
オージーも気さくで、よく世間話になりますが、ニュージーランドからの帰りに特にこんな事が多いですネ。
ひこーき乗ると、一応は「どちらまで?」とか「休暇ですか?」とか聞いてみたりしますが、日本人のハネムーンの方々だったりすると止めといてます。だって迷惑そうなんだもの。あー私が怪しく見えるのかそうか。
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